MSWへ転職するなら
看護師が医療ソーシャルワーカー(MSW)に転職するには、ポイントがいくつかあります。
まず前提として、MSWは狭き門だということを理解しておきましょう。そもそもの求人があまりなく、医療機関で働いているMSW自体の人数が10名ほどしか居ないというのが現状です。現場での需要は高まっている一方、供給が追い付いていないという状態です。この点を念頭に置いておき、転職活動を進めましょう。
MSWの特徴として離職率が低いという点が挙げられます。身体的に負担の少ない事務職がメインで、働きやすい環境なので一度就職すると長く勤められます。求職側から見れば離職を狙っての転職ができないので、場合によっては長期間の転職活動になる可能性もあります。
早くMSWに転職したいと思われているでしょうが、焦ってはいけません。転職を成功させるためには、なるべく多くの医療機関へ応募しましょう。空きを待っていてはいつまで経っても転職できません。
ただし、医療機関によって業務内容や給与、年間休日や求められるスキルなどが異なるので、応募要項をきちんとチェックして条件をクリアしているか確認してから応募してください。MSWの求人自体がない場合、アンテナを高くして新しい求人が出たらすぐ応募できるよう準備しておきましょう。
離職率が低く、就職も狭き門であるMSWは、転職活動が年単位になるケースも珍しくありません。そのため転職を考えたらすぐに行動に移しましょう。フットワークの軽さと、情報収集の精度の高さが転職成功のカギとなります。